自主臨床研究
2016.3.24
MPFL再建術の膝蓋骨不安定性残存・再発に関わる因子の検討 -Tibial tubercle-midepicondylar distance計測の意義-
研究課題詳細
実施期間 | 〜2018年9月30日 |
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研究概要 | 内側膝蓋大腿靭帯(以下MPFL)再建術術後に残存・再発する膝蓋骨の不安定感の要因の一つに、その方個人がもともと持つ生理的な脛骨粗面の外方への移動がある。外方移動が大きければ術後のリスクが高くなる。その外方移動距離の測定方法としてこれまでは術前のCTにて大腿骨後顆と大腿骨滑車部に基準線を置くtibial tubercle-trochlear groove(TT-TG)距離が計測され用いられてきた。しかし滑車形成不全例では、計測の正確性に問題があると考えられる。そこで我々が提唱した大腿骨内外顆部の中線を用いるtibial tubercle-midepicondylar distance(TT-ME)距離は正確な指標となる可能性がある。今回の研究の目的はTT-ME距離を計測し、術後成績との関連性を検討するものである。 |
対象となる患者さん | 2016年4月~2018年9月30日に当院で行った反復性膝蓋骨脱臼に対してMPFL再建術を行った症例で行う。対象は34例である。 |
プライバシーの保護 | 「連結可能匿名化」を行い、個人情報を保護する。 |
研究への参加を拒否する場合 | 担当医もしくは事務局に申し出る。 |
責任者担当者・連絡先 | 兵庫医科大学整形外科 担当者:井石智也 〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1 兵庫医科大学整形外科学教室 電話番号:0798-45-6452(平日9:00-17:00) |