自主臨床研究
2016.3.29
解剖学的二重束前十字靭帯再建膝の後外側線維大腿骨骨孔の3D解析 -経ポータル法とOutside-in法との比較-
研究課題詳細
実施期間 | 〜2016年9月 |
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研究概要 | 膝前十字靭帯(以下、ACL)は損傷すると膝関節の不安定性が出現し,スポーツ成績に影響を与え,継続による再受傷は,半月板や関節軟骨の二次的損傷をきたし,変形性関節症の進行につながる。これを予防するために,ACL 再建手術で安定した膝を作ることが重要である。解剖学的2重束ACL再建術は大腿骨と脛骨の元々のACL付着部に2つずつ骨孔を開孔しそこへ自家移植腱を挿入し固定する手術である。本術式においては特に大腿骨骨孔を解剖学的位置に作製することが術後成績を左右する。大腿骨骨孔作製をどの経路から行うかについては従来から議論されてきたが、最近では関節内から外へドリリングする経ポータル法や関節外から内に向けてドリリングするOutside-in法が主流となってきている 。当科では大腿骨前内側線維をOutside-in法で作製し、大腿骨後外側線維(以下、PLB)を経ポータル法かOutside-in(以下、OI)法にて行っている。今回、PLBの二つの方法で行った骨孔を術後3DCTで比較解析(各法20例)を行い、どちらの方法での作製がより解剖学的な作製となるかを検討するものである。 |
対象となる患者さん | 対象は、当院で行ったACL損傷に対して2重束ACL再建術を行った症例で行う。複合靭帯損傷や両側発生例などの症例は除いて行う。対象は各法20例である。 |
プライバシーの保護 | 「連結可能匿名化」を行い、個人情報を保護する。 |
研究への参加を拒否する場合 | 担当医もしくは事務局に申し出る。 |
責任者担当者・連絡先 | 兵庫医科大学整形外科 担当者:神原 俊一郎 〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1 兵庫医科大学整形外科学教室 電話番号:0798-45-6452 |